清瀬市の未来を決める、一番大切なルールブック「第5次清瀬市長期総合計画」。
2026年度スタートのこの分厚い資料を、本記事では図解や例えを交えてギュッと要約しました。
「全部は無理!」という方向けに、自分に関係する部分だけ賢くつまみ食いするおすすめの読み方も紹介します。5分だけ、これからの清瀬をのぞいてみませんか?
第5次清瀬市長期総合計画とは?
清瀬市長期総合計画は、清瀬市のまちづくりにおける最上位に位置づけられる計画です。清瀬市の長期的な将来像を掲げ、それに向けた具体的な施策、短期的な計画を定めます。
| 第1次清瀬市長期総合計画 | 1971〜1985年度 (昭和46年度〜昭和60年度) |
| 第2次清瀬市長期総合計画 | 1986〜2000年度 (昭和61年度〜平成12年度) |
| 第3次清瀬市長期総合計画 | 2001〜2015年度 (平成13年度〜平成27年度) |
| 第4次清瀬市長期総合計画 | 2016〜2025年度 (平成28年度〜令和7年度) |
| 第5次清瀬市長期総合計画 | 2026〜2035年度 (令和8年度〜令和17年度) |
第5次清瀬市長期総合計画は下記3つで構成されています。(詳細は後述)
- 基本構想
- 基本計画
- 実行計画
基本構想(10年)|清瀬市が目指す目標
【基本理念】今後10年間の大指針
清瀬市がこれからの10年間で大切にする「まちづくりの考え方」を示したもの。
ともに未来をひらき
笑顔とみどりがあふれるまち
清瀬
長期総合計画のすべての施策や事業は、この考え方に基づいて進められます。
つまり基本理念は、
- どんな価値観を大切にするのか
- どんなまちづくりを目指すのか
といった、まちづくりの基本的な考え方を示すものです。
社会人の方には、「企業理念を10年ごとに見直したもの」と考えるとイメージしやすいかもしれません。
【将来像】目指すべき10年後の姿
10年後に「どんな清瀬市になっていたか」を示したものです。
第5次清瀬市長期総合計画では、以下の4つの将来像を掲げ、それを実現するための様々な計画を策定しています。
- 将来像1
「子どもも大人も学びあい育ちあう」きよせ - 将来像2
「思いやりに包まれ健やかに暮らす」きよせ - 将来像3
「安全・安心・快適に暮らせる」きよせ - 将来像4
「活気があふれる」きよせ
【基本目標】将来像の実現に向けた目標
抽象的すぎる将来像を「行政分野ごとの目標」に落とし込んだもの。
この後の「基本計画」と「実行計画」では、この基本目標を達成する具体的な施策や事業計画を策定します。
| 将来像1:「子どもも大人も学びあい育ちあう」きよせ | |
|---|---|
| 基本目標 | 1.1 子どもの成⾧を支える社会の構築 1.2 一人ひとりの学びと学びあいの充実 |
| 将来像2:「思いやりに包まれ 健やかに暮らす」 きよせ | |
|---|---|
| 基本目標 | 2.1 誰一人取り残さない支援の充実 2.2 「健幸づくり」の推進 2.3 協働によるまちづくりの推進 |
| 将来像3:「安全・安心・快適に暮らせる」きよせ | |
|---|---|
| 基本目標 | 3.1 住みよいまちづくりの推進 3.2 環境にやさしい取組の推進 3.3 安全・安心な暮らしの実現 |
| 将来像4:「活気があふれる」きよせ | |
|---|---|
| 基本目標 | 4.1 地域産業の振興 4.2 まちの魅力の創造と発信 4.3 職員が力を発揮できる組織づくり 4.4 健全な行財政の運営 |
基本計画(5年)|基本目標を達成する戦略
基本目標を達成するための具体的な戦略(施策)を示したもの。
家づくりに例えるなら、
「マイホームのコンセプト(基本目標)」
に対して、
「各部屋の間取り図(施策)」
を決めるような段階です。
将来像1:
「子どもも大人も学びあい育ちあう」きよせ
| 基本目標 | 施策 |
|---|---|
| 1.1 子どもの成長を支える社会の構築 | 1.1.1 地域全体で子どもの育ちを支える仕組みの整備 |
| 1.1.2 子どもとその家庭に関する相談体制の充実 | |
| 1.2 一人ひとりの学びと学びあいの充実 | 1.2.1 学校教育の充実 |
| 1.2.2 地域による子どもの育ちと学びの支援 | |
| 1.2.3 生涯学習・文化・芸術・スポーツの支援 |
将来像2:
「思いやりに包まれ 健やかに暮らす」 きよせ
| 基本目標 | 施策 |
|---|---|
| 2.1 誰一人取り残さない支援の充実 | 2.1.1 地域福祉の推進 |
| 2.1.2 高齢者の支援 | |
| 2.1.3 生活の安定の確保及び自立 | |
| 2.1.4 障害者(児)の支援 | |
| 2.2 「健幸づくり」の推進 | 2.2.1 健幸づくりの支援 |
| 2.2.2 公的医療保険制度の適切な運営 | |
| 2.3 協働によるまちづくりの推進 | 2.3.1 ジェンダー平等社会の推進 |
| 2.3.2 市民協働・人権啓発・平和の推進 | |
| 2.3.3 暮らしの相談体制の充実 |
将来像3:
「安全・安心・快適に暮らせる」きよせ
| 基本目標 | 施策 |
|---|---|
| 3.1 住みよいまちづくりの推進 | 3.1.1 適切な土地利用の推進と住環境の整備 |
| 3.1.2 道路ネットワークと交通環境の整備 | |
| 3.1.3 汚水・雨水の処理 | |
| 3.2 環境にやさしい取組の推進 | 3.2.1 循環共生型社会の推進 |
| 3.2.2 自然と調和したまちの整備 | |
| 3.3 安全・安心な暮らしの実現 | 3.3.1 防災・防犯体制の充実・強化 |
将来像4:
「活気があふれる」きよせ
| 基本目標 | 施策 |
|---|---|
| 4.1 地域産業の振興 | 4.1.1 産業・観光の振興 |
| 4.2 まちの魅力の創造と発信 | 4.2.1 清瀬の未来の創造 |
| 4.2.2 シティプロモーションの推進 | |
| 4.3 職員が力を発揮できる組織づくり | 4.3.1 職員の育成強化と組織の強化 |
| 4.3.2 業務変革の推進 | |
| 4.4 健全な行財政の運営 | 4.4.1 持続可能な財政の運営 |
| 4.4.2 長期的な視点に立った公共施設等の維持・活用 |
実行計画(3年)|戦略に基づく具体的な行動
基本計画の詳細を示したもの。
例)
- 施策毎の現状と課題
- 課題解決に向けた取り組み
- 重点的に取り組む事業内容 など
以下のように、施策ごとに「どの担当部門が」「具体的に何をするのか」が記されており、定量的な評価を可能としています。

簡易的な読み方は?市政を意識するきっかけ作り
長期総合計画は非常に文量が多く、本記事で扱った内容も最低限の情報をピックアップしたに過ぎません。
おそらく多くの人が実際に全文を理解し、意識し続けることは難しいと思うので、ここではおすすめの読み方・関わり方をご紹介します。これを機に市政に興味を持っていただければ幸いです。
STEP1:気になる「基本目標」を選択
これを言うと市の職員に怒られそうですが、私個人としては「将来像は無視して良い」と思っています。なぜなら、あまりに抽象的すぎて、その文言を一字一句覚えても意味をなさないからです。
まずSTEP1として、「基本目標」のうち、興味がある、近い将来関係してくる項目を1つだけ選びましょう。
<基本目標一覧>
1.1 子どもの成⾧を支える社会の構築
1.2 一人ひとりの学びと学びあいの充実
2.1 誰一人取り残さない支援の充実
2.2 「健幸づくり」の推進
2.3 協働によるまちづくりの推進
3.1 住みよいまちづくりの推進
3.2 環境にやさしい取組の推進
3.3 安全・安心な暮らしの実現
4.1 地域産業の振興
4.2 まちの魅力の創造と発信
4.3 職員が力を発揮できる組織づくり
4.4 健全な行財政の運営
STEP2:関連する「基本計画/実行計画」をじっくり確認
次に、選択した「基本目標」を達成するために、市政がどのような計画を立てているのか、公式ホームページ(実行計画)を読んでじっくり確認しましょう。
STEP3:関連する事業を『市報きよせ』でチェック
最後のステップが実行計画の関連事業を定期的にチェックすることです。
自分から積極的に情報を調べに行けるのがベストですが、毎月送られてくる『市報きよせ』を読み、関連する項目があれば読んでみる、でも良いと思います。
