清瀬市は東京都と埼玉県の境に位置し、自然に囲まれた都市で、低い家賃と交通利便性が魅力です。
今回は清瀬市の各地域の特色や魅力をご紹介します。
清瀬市の概要
地理と歴史
清瀬市は東京都と埼玉県のちょうど境目に位置する自然豊かな土地です。
北:埼玉県 所沢市
東:埼玉県 新座市
南:東京都 東久留米市
西:東京都 東村山市
清瀬市は、近年急速に発展が進んでいる所沢市に隣接かつ池袋駅まで30分圏内という好立地でありながら、家賃相場が低い穴場地域です。
次に、東京都清瀬市ができる歴史をざっくりまとめてみました。
年 | 出来事 |
---|---|
1889年(明治22年) | 神奈川県 北多摩郡に清瀬村として誕生。 |
1893年(明治26年) | 神奈川県から東京府に移る。 |
1924年(大正13年) | 清瀬駅開設。 |
1931年(昭和6年) | 東京府立清瀬病院(現・国立病院機構 東京病院)が開設。 その後、相次いで結核療養所が開設。 |
1943年(昭和18年) | 東京府が東京都になる。 |
1954年(昭和29年) | 清瀬村が清瀬町になる。 |
1970年(昭和45年) | 清瀬町が清瀬市になる。 |
清瀬市の歴史を詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
特色と魅力
清瀬市は、豊かな自然環境を活かして生鮮野菜を供給する農業都市です。ニンジンは都内1位の出荷量を誇ります。
また、年表にもあるように、清瀬市とは結核療養地として有名です。
結核は明治時代に日本全国で広まり、その療養地として自然豊かな清瀬市が最適でした。
その結果、清瀬市は多くの病院が並ぶようになり、人口あたりの病床数は都内3位(全国45位)です。
自然豊か・交通利便性が良い・病院が多い・家賃相場が安いなど、居住地域としてバランスが取れているのことが清瀬市の魅力といえます。
各地域の紹介
清瀬市は元町、中里など11地域で構成されています。
とはいえ、それらすべてを個別に紹介するわけにもいかないので、清瀬市が分類している4地域(清瀬駅周辺地域・南部地域・中部地域・北部地域)でご紹介します。
清瀬市が2021年4月に発行した「用途地域等に関する指定方針及び指定基準」に書かれた目指すべき将来像も記載するので参考にしてください。
清瀬駅周辺地域
元町、松山あたりが清瀬駅周辺地域に該当します。
清瀬市の賑わいの中心です。
北口には駅直結の西友があり、日用品はすべてここで買うことができます。一方、南口のオーケーストアは店内こそ狭いですが、安価で家計に優しいです。
他にも駅周辺には、スターバックス・ドトール・マクドナルドを含む、カフェや居酒屋などの小規模店舗が複数あります。
駅から少し離れると住宅街が広がっています。住宅街の道幅は少し狭く、車移動は大変そうです。西武池袋線の本数が多いため、踏切前での渋滞をよく目にします。
南部地域
野塩、梅園、竹丘あたりが南部地域に該当します。
所沢市、東村山市、東久留米市に隣接しており、所沢航空記念公園やイオンモール東久留米に車で15分圏内と好立地です。
国立病院機構 東京病院などの医療・福祉施設が多いのも特徴です。
南部地域の志木街道にはファミリーレス、回転寿司、コンビニなども並んでいます。
中部地域
中里、上清戸、中清戸あたりが中部地域に該当します。
清瀬市の中央に位置しており、清瀬市全域へのアクセスに優れています。
市役所や消防署、児童センター等の公共施設が多いのが特徴です。
清瀬金山緑地公園など、豊かな自然環境と共存した地域です。中部地域は他の地域より田畑も多い印象です。
北部地域
下清戸、下宿、旭が丘あたりが北部地域に該当します。
最も新座市に近く、清瀬市の志木街道沿いにある多数の飲食店だけでなく、新座市内の充実した商業施設も利用できて便利です。
田畑も多いですが、テニスコートや運動場など、スポーツ施設が多いことも特徴です。
清瀬市の将来像
清瀬市は「手をつなぎ 心をつむぐ みどりの清瀬」を基本理念に、以下5つの将来像を目指して都市づくりを推進しています。
- 安全でうるおいのある暮らしができるまち
- 健幸でともに支え合えるまち
- 子どもたちを健やかに育むまち
- 豊かな自然と調和した住みやすく活気あるまち
- 都市格の高いまち
都市づくりの施策の中で、私が個人的に期待しているのが「清瀬中央公園と中央図書館の再整備(児童館と中央図書館の複合施設の建設)」です。