当地銘柄、日本酒「きよせ」。
店頭で見かけて気になっているものの、「どんなお酒なの?」「3種類のうちどれを選べばいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、日本酒「きよせ」の味わいやラインナップはもちろん、醸造を手掛ける老舗「豊島屋酒造」の知られざる歴史的背景まで詳しく解説します。
日本酒「きよせ」とは?

日本酒文化により、人と人の縁が醸され、つながりの「和」が広がり、そして「和」を築く「絆」が生まれる
そのような思いで作られている「清酒きよせ」は、清瀬市観光協会でも紹介されているご当地銘柄です。
インターネット含め、あまり詳細な情報がないのですが、調査できた限りをご紹介します。
東村山市の豊島屋酒造で醸造
清瀬市内には現在、酒蔵が存在しません。
そのため「きよせ」は、隣接する東村山市の老舗酒造「豊島屋酒造」によって醸造されています。
豊島屋酒造は、慶長元年(1596年)に江戸・神田鎌倉河岸で酒屋兼居酒屋として創業した「東京最古の酒舗」です。格安の「豆腐田楽」でお酒を提供するスタイルで大繁盛し、日本の居酒屋のルーツとも言われています。
明治時代中頃、豊島屋は清酒の醸造業を自ら手掛けるようになりました。 当初、酒蔵は兵庫県 灘地方にありましたが、昭和初期に東京都 東村山市に移設しました。
豊島屋酒造では「きよせ」のほかにも、地元である「東村山」や、近隣自治体の名を冠した「ひがしくるめ」といった日本酒も醸造しており、地域に根ざした酒造りを続けています。
日本酒「きよせ」のラインナップと特徴
「きよせ」には、好みに合わせて選べる3つの種類が用意されています。飲むシーンや合わせるお料理によって選ぶのがおすすめです。
- 本醸造(辛口)
キレのあるドライな飲み口が最大の特徴です。後味がすっきりと引き締まっているため、普段から日本酒をよく嗜む「辛口党」の方に特におすすめの一本です。 - 純米酒
米本来の豊かな旨みをしっかりと残しつつも、重たすぎずスッキリとした味わいです。清瀬産の野菜を使った和食や、日々の家庭料理に優しく寄り添います。近年は手軽に楽しめる180mlの小瓶サイズも登場しています。 - 純米吟醸酒
ほんのりと広がるフルーティで爽やかな香りが魅力です。冷やして(冷酒で)飲むことで、その香りとキレの良さがより一層引き立ちます。ワンランク上の特別感があるため、贈答用にも適しています。
『きよどらの暮らしメモ』で飲み比べレビュー

知って得する日本酒の分類ルール
居酒屋のメニューや酒屋のラベルを見ると漢字が並んでいて難しく感じますが、実は日本酒の種類は、たった2つの基準だけでシンプルに分類されています。
基準1:純米か、そうでないか
- 純米系:
「米・米こうじ・水」だけで造られた日本酒 - その他:
「米・米こうじ・水」以外に、
「醸造アルコール」などが添加された日本酒
純米系に該当すると、純米酒・純米吟醸・純米大吟醸のように、「純米」の名前がつきます。
基準2:吟醸造りか、そうでないか
- 吟醸系:
吟醸造りで造られた日本酒
※米の削り量も一定以上でなくてはならない - その他:
吟醸造りで造られていない日本酒
吟醸造り(低温で長時間発酵させる手法)で製造され、かつ精米歩合(米を削って残った割合)が60%以下だと、吟醸・大吟醸のように、「吟醸」の名前がつきます。
精米歩合が低い(=削って残った割合が低い)ほど、米の中心部を原料に使っていることになるため、高価になります。
吟醸造り×精米歩合60%以下で吟醸酒
吟醸造り×精米歩合50%以下で大吟醸酒
となります。
一目でわかる日本酒の種類 早見表
本セクションの冒頭で説明した通り、日本酒の種類は主に基準1と基準2の組み合わせで決まります。
その早見表を以下にまとめました。
| 精米歩合 | 制限なし | 70%以下 | 60%以下 ※吟醸造り | 50%以下 ※吟醸造り |
|---|---|---|---|---|
| 純米 | 純米 | 純米 | 純米吟醸 | 純米大吟醸 |
| 純米以外 | 普通 | 本醸造 | 吟醸 | 大吟醸 |
『きよどらの暮らしメモ』で詳細解説

