清瀬10景とは?
清瀬10景は、1990年(平成2年)の市制施行20周年を機に市民投票および選定委員会によって選ばれた清瀬市に相応しい美しい街並みや風景のことです。
将来にわたる保存・育成を通じて、都市環境の整備やコミュニティの形成に役立てると共に、優れた風景の創出を図り、「清瀬市基本構想」の実現を図ることを目的としています。
次のセクションでは、清瀬10景の各スポットをご紹介します。
各スポットの見どころ
けやき通りと郷土博物館

けやき通りは、清瀬駅北口から約2.5kmにわたって広がる通りで、美しいけやき並木と彫刻作品で知られています。途中の清瀬市郷土博物館では、市の歴史と文化を体験できます。
志木街道

志木街道は、清瀬市の日常に不可欠なメインロードです。この道沿いには、日枝神社・水天宮や長命寺などの歴史的な神社が点在し、地元の歴史を感じさせてくれます。
東京病院の桜の園と社会事業大学付近

かつて「結核のまち」として知られた清瀬市に位置する東京病院。
東京病院の敷地内にある桜の園は、春になると約50本の桜が咲き誇ります。
清瀬金山緑地公園

清瀬金山緑地公園は、柳瀬川に面している、「武蔵野の光と風」をテーマにした市内最大級の都市公園です。柳瀬川付近ではBBQを楽しむ家族を多く見かけます。
柳瀬川とさくら並木

柳瀬川は清瀬市を代表する川で、所沢市との市境を流れています。桜の木が多数植えられており、春の花見の名所として、多くの市民や訪問者に親しまれています。
空堀川と中里緑地保全地域

空堀川は、東京都内を流れる約15kmの河川で、柳瀬川に合流します。川沿いには、豊かな自然環境が保護されている中里緑地保全地域があり、季節ごとの美しい風景が楽しめます。
松山緑地保全地域

松山緑地保全地域は、かつて結核研究所付属療養所の敷地でした。現在は、無秩序の市街地化の防止や災害の防止を目的として自然環境が保護されており、サワラやプラタナスなどの巨木が、日差しをさえぎり、涼しさを感じさせてくれます。
日枝神社・水天宮

清瀬市には、日枝神社と水天宮が同じ敷地内に並んで鎮座しています。市の指定有形文化財として有名な日枝神社の本殿や不動明王立像、そして三猿の石灯篭など、数多くの文化遺産に包まれています。
中里富士塚

中里富士塚は、地元の富士講により建設された富士山を模した人工の山です。訪れる者は、この富士塚に登ることで、実際の富士山登山と同様の霊験あらたかな体験ができると信じられています。
円通寺

円通寺は、南北朝時代(1340年)に開かれたといわれる清瀬市最古のお寺です。境内には、清瀬市の有形文化財に指定されている長屋門や観世音菩薩立像があります。
清瀬10景をめぐるモデルコース
桜と水辺を楽しむ柳瀬川自然散策
柳瀬川自然散策コースは、「空堀川と中里緑地保全地域」「清瀬金山緑地公園」「柳瀬川とさくら並木」の3つの自然スポットを巡る、片道約40分の散歩ルートです。
散歩好きな方や、軽い運動を日常に取り入れたい方にぴったりのコースで、柳瀬川回廊の入口「ポケットパーク」からスタート。空堀川沿いを歩きながら、途中で新柳瀬川から柳瀬川へと名前が変わる流れをたどっていきます。
道中では、中里緑地保全地域の静かな森や、清瀬市最大の都市公園「清瀬金山緑地公園」の開放的な空間で自然を満喫できます。
夏には金山緑地公園付近の柳瀬川沿いでバーベキューを楽しむ人々の姿、春には清瀬金山緑地公園を抜けた先に広がる桜並木が、散策のフィナーレを彩ってくれます。
▼柳瀬川自然散策コースの見どころ▼
神社と街道を巡る清瀬の歴史散策
清瀬の歴史散策コースは、「日枝神社・水天宮」「志木街道」「けやき通りと郷土博物館」「中里富士塚」の4つのスポットをめぐる、街の歴史と文化を肌で感じられるルートです。
神社や富士塚といった歴史的な名所に加え、街道や博物館も含まれており、清瀬の成り立ちや人々の暮らしの足跡をたどることができます。歴史好きな方はもちろん、「清瀬のことをもっと知ってみたい」という地元の方にもおすすめです。
コースは、清瀬市を代表する日枝神社・水天宮からスタート。
志木街道を歩いたのち、けやき通りに入ると、並木道に彫刻が点在するアートな風景が楽しめます。通り沿いの郷土博物館では、清瀬の歴史や人々の暮らしに触れることができます。
最後は中里富士塚へ。富士信仰の象徴として築かれたこの小さな人工の山は、今も地域に大切に守られています。