1〜3歳児と公園に行くときの悩みと親目線の選び方
小さな子どもを連れて公園に行くとき、思った以上に気になることってたくさんありますよね。
「おむつ替えはできる?」
「駐車場はある?」
「安全に遊ばせられるかな?」
――特に1〜3歳の幼児期は、親のサポートが欠かせない時期です。
ここでは、実際に1〜3歳児を育てる親の視点から、公園選びで注目したいポイントをわかりやすく紹介します。
トイレの清潔さとおむつ交換台の有無を事前にチェック

小さな子どもとのお出かけでまず気になるのが、清潔なトイレとおむつ替えができる設備の有無です。
1〜3歳の子どもは、まだトイレがうまくできないことも多く、外出中はおむつ替えが基本になります。立たせたり寝かせたりするスペースが必要なうえ、やはり衛生面も気になりますよね。
小規模な公園はもちろん、意外にも大型の公園でも、トイレの清掃が行き届いておらず、おむつ交換台が不衛生だったり、そもそも設置されていないケースも見受けられます。
また、突然のうんちやおしっこにも焦らず対応できるよう、トイレの場所や清潔さは事前に確認しておくと安心です。
加えて、「男女トイレどちらにもあるか」「多目的トイレの数」といった点も、余裕のあるお出かけに欠かせないチェックポイントです。
駐車場の広さと車でのアクセスのしやすさも重要

小さな子ども連れの外出では、ベビーカーやおむつセット、着替えにおやつなど、どうしても荷物が多くなります。そのため、車でアクセスしやすい公園かどうかは、親にとって非常に重要なポイントです。
特に注目したいのは、駐車場の有無と広さ。駐車台数が少なかったり、混雑しやすい公園では、長時間待たされたり、別の駐車場を探さなければならないこともあります。
さらに、入口に近い場所に停められるか、ベビーカーで移動しやすい導線になっているかなども、チェックしておきたいポイントです。
広さより安全!親が目を離しても安心できる設計かどうか

公園がどれだけ広くても、安全に遊ばせられなければ、親にとってはかえって負担になります。
たとえば、坂道が多い公園や、ジョギングコースと遊具エリアの境界があいまいな場所では、幼児が突然走り出してしまうと大人がすぐに対応しづらくなります。
さらに、道路に面していたり、水辺(池や川など)と遊具エリアのあいだに明確な区切りがない公園では、常に子どもの手を繋いでいる必要があり、親も休まりません。
1〜3歳の子どもは、遊具で遊ぶだけでなく、広い場所をあちこち歩き回るのも楽しい時期です。
そんな時期だからこそ、少し離れていても子どもの姿がすぐに見えるような公園だと、親も安心して見守ることができます。
公園選びでは「広さ」だけでなく、親子で気持ちよく過ごせる「設計の安心感」にも注目したいですね。
大型遊具は大きい子どもとエリア分けされているかを確認

大型遊具は、子どもにとってワクワクする存在ですが、1〜3歳児にとっては少し注意が必要な場所でもあります。
特に休日などで混雑していると、小学生以上の子どもたちが勢いよく遊んでおり、体がまだ小さく動きも不安定な幼児は、どうしても衝突や転倒のリスクが高まります。
もちろん、親がすぐそばで見守っていれば安心ですが、子どもを自由に遊ばせつつ、少し離れた場所から見守りたいという場合には、遊ぶ場所を慎重に選ぶ必要があります。
「ここなら安心して見守れる」「ここは少し危ないかも」という感覚を、事前の下見や口コミ情報などで確認しておくと、現地で焦ることなく、安心して遊ばせることができます。
多摩エリア周辺の子連れ公園おすすめ5選(1〜3歳向け)
桜ヶ丘公園(多摩市)

名称 | 桜ヶ丘公園 |
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駐車場 | 無料駐車場あり (記念館側 55台、ゆうひの丘側 36台) |
トイレ | あり |
おむつ交換台 | あり |
授乳室 | あり |
住所 | 〒206-0021 東京都多摩市連光寺5丁目15 |
公式サイト | https://www.tokyo-park.or.jp/park/sakuragaoka/ |
桜ヶ丘公園は、多摩丘陵の自然に囲まれた、広大で静かな公園です。
複合遊具のある「遊びの広場」は開放的で、木陰も多く夏でも過ごしやすいです。起伏のある地形なので、幼児には親の付き添いが必要ですが、自然の中でのびのびと遊べます。
展望台「ゆうひの丘」からの眺めも◎。駐車場・多目的トイレ・おむつ交換台も完備されています。
小金井公園(小金井市)

名称 | 小金井公園 |
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駐車場 | 有料駐車場あり (第一駐車場 431台、第二駐車場 126台) |
トイレ | あり |
おむつ交換台 | あり |
授乳室 | なし ※サービスセンターの会議室を貸出可能 |
住所 | 〒184-0001 東京都小金井市関野町1丁目13−1 |
公式サイト | https://www.tokyo-park.or.jp/park/koganei/ |
小金井公園は、東京都内有数の広さを誇る都立公園です。
公園内は大きく東エリアと西エリアに分かれており、西エリアは自然あふれる散策、東エリアは大型複合遊具や広大な芝生広場など、老若男女問わず一日中過ごすことができます。
園内にある「江戸東京たてもの園」には、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』のモデルになった建物があります。
大和田水辺の丘公園(新座市)

名称 | 大和田水辺の丘公園 |
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駐車場 | 無料駐車場あり(40台) ※近隣に臨時駐車場あり(43台) |
トイレ | あり |
おむつ交換台 | あり |
授乳室 | あり |
住所 | 〒352-0004 埼玉県新座市大和田3丁目8−30 |
公式サイト | なし |
大和田水辺の丘公園は、埼玉県新座市にある大型公園で、2024年にオープンした比較的新しい公園です。
西側エリアには、児童用や幼児用の大型遊具が並んでいます。
地面はクッション性のある水はけの良い素材が使われており、夏には水遊びができるよう全体が設計されています。
オムツ替えスペースや授乳室も完備されているため、子育て世帯でも安心して楽しめる公園です。
多摩中央公園(多摩市)

名称 | 多摩中央公園 |
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駐車場 | なし ※多摩センター地区共同利用駐車場 が利用可能(約2,950台) |
トイレ | あり |
おむつ交換台 | あり |
授乳室 | なし ※パルテノン多摩で利用可能 |
住所 | 〒206-0033 東京都多摩市落合2丁目35 |
公式サイト | https://tama-central-park.jp |
多摩中央公園は約11万㎡の広大な都市公園です。
多摩センター駅から徒歩5分という好立地にありながら、大きな池、見晴らしの良い芝生広場と緑豊かな公園にカフェや古民家、親子の遊び場を併設しています。
みどり・水景・植栽・生物・食・遊び・文化・学びを一度に楽しむことができ、隣接する多摩市立中央図書館、パルテノン多摩、グリーンライブセンターにも足を運べる立地が魅力です。
府中の森公園(府中市)

名称 | 府中の森公園 |
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駐車場 | 有料駐車場あり |
トイレ | あり |
おむつ交換台 | あり |
授乳室 | あり |
住所 | 〒183-0001 東京都府中市浅間町1丁目3−1 |
公式サイト | https://www.tokyo-park.or.jp/park/fuchunomori/ |
府中の森公園は、旧米軍府中基地の跡地の一部に作られた、ファミリー&スポーツ向けの公園です。
噴水や水遊びエリア、芝生広場に加え、年齢別に分かれた遊具エリアが魅力。
幼児向けのエリアには小型滑り台や簡単なアスレチックがあり、安心して遊ばせられます。
トイレやおむつ交換台も整っており、ファミリー層に特に人気。駐車場も広く、週末でも比較的利用しやすいです
雨の日はどうする?室内・代替スポット3選
雨の日が続くと、「今日はどこに連れて行こう?」と悩むパパママも多いはず。
1〜3歳の幼児は外遊びが大好きですが、天候に左右されるのが悩みどころですよね。
ここでは、そんな雨の日でも安心して遊べる「室内型のおでかけスポット」を3つご紹介します。
体を思いっきり動かせる屋内施設から、買い物ついでに立ち寄れる気軽な場所まで、親子でストレスなく過ごせる場所を厳選しました。
京王あそびの森HUGHUG(日野市)

京王あそびの森HUGHUGは、木育・知育・体育をテーマとした全天候型の屋内施設です。
日本最大級のネット遊具のほか、木製の大型複合遊具やボルダリング壁など、全力で身体を動かすことができます。
駅直結でアクセスも良く、カフェやベビールームも併設されているので、親子で快適に過ごせるのも嬉しいポイントです。
ボーネルンド あそびのせかい(武蔵村山市)

ボーネルンド あそびのせかい イオンモールむさし村山店は、イオンモールむさし村山店にある室内遊び場です。
赤ちゃんがゆっくり遊べる専用スペースに、安心して跳んだりはねたりできる大型トランポリンがあるエリアなど、身体を動かして遊べる設備がいっぱいめす。
0〜2歳児エリアも区分けされているため、乳児〜幼児も安心して利用できます。
イオンモールにあるため、ショッピングを楽しめるのもポイント。一日券を買って、遊んだり買い物したりを繰り返すのもおすすめです。
トイザらス・ベビーザらス

雨の日に
「ちょっとどこかで遊ばせたい」
「ついでに買い物もしたい」
――そんなときに便利なのが、全国に展開しているトイザらス・ベビーザらスの店舗です。
お店によって異なりますが、展示用のおもちゃで自由に遊べるスペースがあり、ちょっとしたお出かけ気分を味わえます。
なかでも、通路が広くベビーカー移動がしやすい店舗や、キッズスペースを備えた大型店舗は、雨の日の定番スポットとして非常に重宝します。
また、紙おむつやミルクなどの消耗品もまとめて買えるため、子どもと一緒に過ごしながら日用品の買い出しも済ませられるのが嬉しいポイント。
ショッピングセンター内の店舗であれば、スーパーやフードコートなども併設されていて、天候に関係なく1〜2時間を快適に過ごせます。
まとめ
1〜3歳の子どもと一緒に楽しめる公園や室内施設は、探してみると意外とたくさんあります。
とはいえ、まだ手がかかる時期だからこそ、「安心して遊べるかどうか」はとても大切なポイント。この記事が、これからのお出かけ先選びのヒントになれば嬉しいです。
晴れた日は自然の中でのびのびと、雨の日は無理せず快適に――。
家族みんなで楽しいおでかけ時間を過ごしてくださいね。